NO! NO! NO!

日記更新(著者用)
日記もくじ
日記鯖
ファストウェーブのトップページ

Fastwaveサーバ管理者からのお知らせ


2003/04/24 カンパニー松尾「SEXとオタク」

[] [] [更新(著者用)]

★スターバックスでコーヒー豆を買うと、お店のカワイイ女の子が
「お豆はおひき致しますか?」とニッコリ尋ねてくれたのち「お豆
入りま〜す!(後ろのスタッフに向かって)」と大声で叫び、それ
に応えて後ろのスタッフ全員が「お豆入りま〜す!」と復唱。「お
豆ペーパーフィルター用で〜す!」(後ろのスタッフリピート)と
いうオマケもついた挙げ句、最後に「お豆お待ちのお客さま〜!」
と連呼され、淫語のマシンガン攻撃に恥ずかしくて毎度死にそうに
なります。

★J-WAVEのDJピストン西澤が、クリスタル・ケイのことを白昼
堂々「クリちゃん」と呼ぶのもどうかと思う。まだ17歳のかわいら
しい娘さんを「クリちゃん」って……。いくらアメリカンスクール
に通っているからといって、そこまで解放されてはいないと思いま
す。せめてクリケイで! 以上、陰核関連の話題でした。

★ドラマ「きみはペット」を見終わってコンビニに行ったら、年上
キャリア系女子と年下無職系男子(無職かどうかは不明……短パン
にサンダル履き、そして金髪ということから推察。偏見をお許しく
ださい)のカップルを目撃。「もう、おやつばっかり買っちゃダメ
じゃない!」などと甘えてるのか叱ってるのかハッキリしろと言い
たくなるような言動が目立ったのですが、男をペットとして飼うの
がすでに一部のキャリア女子の間で流行の兆しなのでしょうか。ど
うせならもう少し毛並みのいい……。いや、人の勝手ですけど。

★「犬として飼われるのが夢なの」とかいう頭のいかれた発言を、
私も若い頃してみたことがありますが、「台所の片隅に犬小屋置い
て、そこで夜寝てたりしたらけなげでいいかもな」と思いがけない
返事をされ、一瞬あまりのステキさに目が眩んだおぼえがあります。
当時私ではない別の女性と同棲してらしたその人は「キミと彼女に
一人ずつ子供を生ませてみたい」などと山崎拓もビックリの発言を
していらっしゃいましたが、それに腹を立てるどころか「それもい
いかも……」とちょっと夢を見ていた私も今思えばやばかった気が
します。「彼女いい人そうだし、うまくやっていけそう」とか思っ
ていました。「3人で住みたい」とか言ってました。ま、20代後半
でペットになっても可愛げもないのでもうそんな夢は見ていません
けど。

★今日のビデオ……「SEXとオタク」(DOKAN)カンパニー松尾
監督作品


 私が初めて見たカンパニー松尾監督のビデオは「SEXとオタク」
だった。

 引きこもりで童貞、女の子とはおろか、普通に人としゃべること
もキビシイくらいのオタクの青年と、同じく引きこもりのコスプレ
イヤーで一日中ネットばっかりやっている女の子を引き合わせて、
セックスさせてみようという作品だった。

 当日、コスプレ姿でやってきた女の子と、青年を会わせる。アニ
メやマンガ、ゲームの話がポツポツと交わされる。しかしいつしか
青年は黙り込み、重苦しい沈黙が続く。

 目の前の女の子は、やっていい女の子であり、セックスすること
をわかっていてここに来ているのであり、絶対に拒否はしない。そ
れがわかっていながらも、オタクの青年は女の子に触れられない。

 見かねて、松尾さんが女の子に手を出す。正座したまま動けない
でいる青年の目の前で、女の子とセックスを始める。かっこよかっ
た。

 たとえものすごく欲しいものが目の前にあっても、手を伸ばさな
ければ手に入りはしない。据え膳でも箸をとらない限り、どうにも
なりはしない。いくら欲しがっていても、自分で手を伸ばさなけれ
ば、目の前で人にかっさらわれてしまう。誰も背中を押しては、く
れない。

 もう大人なんだから、黙ってじっと待っていても、誰も何も命令
してはくれない。その代わり、手を伸ばすことを、止められること
もない。拒否されることはあっても、手を伸ばすこと自体は誰にも
止められない。

 オタクだから、女の子に触ったことないから、童貞だから、他人
が怖いから。びびるのはいい。当たり前だと思う。けどそんな言い
訳も、自分でちゃんと言わなければ、誰にも何も、伝わりはしない
のだ。

 電車の中で、街中で、ヴィトンのバッグを持った女の子をよく見
る。みんな持っている。私はその光景が、きらいじゃない。

 普通の学生が、OLが、簡単に買える値段じゃない。男をだまく
らかしたり、働いたお金をこつこつ貯めたり、親にねだったり、風
俗やキャバクラで働いて、買ったものかもしれない。

 でも、彼女たちは欲しいものに手を伸ばしている、と思う。人か
ら汚いと言われる手段を使って手に入れたのだとしても、かまわな
い。月収15万、6畳一間の家に住んでいても、切りつめて切りつめ
て手に入れるものがたかがバッグ一つだとしても、そんなことはど
うでもいい。

 そんなに欲しいものを手に入れたときの高揚感は、どんなものだ
ろうか。それを毎日持って歩くのは、どんな気分だろうか。

 それが流行に、風潮に、踊らされた価値観であっても、一度も踊
れないまま死んでいく人生より、ましだ。

 7万円の靴が欲しい。22万のドレスが欲しい。60万の時計が欲
しい。何も欲しがったことのない人に、その欲望を笑われる筋合い
はない。

 たかが洋服、たかが靴、たかが愛、たかがセックスだ。何が大事
か、何が尊いか、何が重いか、何に、必死になれるか、熱中できる
か、それしかない気がする。何にも、一度も、手を伸ばさない人生
は、淋しくないか。

 どこかに行きたい。どこか遠くに、行きたい。高速道路をとばし
て、バイクで、夜明けが見たい。疾走感がほしい。たかがそれだけ
のことで胸が苦しい。ちゃちな望みで、息が詰まりそうだ。

 オタクの青年は、ヴィトンのOLは、今、何をしているのだろう
か。

雨宮まみ <pinksoda@md.neweb.ne.jp>

DiaryServer Diary/1.106 (DiarySrv::Diary/1.211 ; Compress::Zlib/1.34)
Created: 1997/12/09, Updated: 2004/01/04