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可憐ちゃんのところで「今回は無し」と書かれてるけど、お前、書くのか?
「あー、書くのだー。面白そうなのー」
だって、美早、日本語書けそうにないし。
「美早は馬鹿でないぞー。ちゃんとした文章、書けるんだぞー」
しかしな、この本は「萌え」について書かなくてはならないわけだ。美早はメイドの萌えを知ってるのか?
「……あー、よく知らないぞー」
書くのなら、少し勉強しないといけないな。
「勉強はとくいー。では、ちょっと待つのだ」
ふむ。
(三十分経過)
「あー、萌えはちゃんと理解できたぞー。これで冬の文集もばっちりー」
ほほう。どんなのだ。
「なんでも、後れ毛が良いらしいぞー。あと、背中から透ける下着とかー」
偉く
オヤジ臭漂う渋い選択だな。誰に教わった?
「環。もっと他にも教えてくれたー」
……いい、言わなくて。他の人はどう言ってた?
「んーと、スカートから覗くペチコートとふくらはぎ」
……だからどうしてピンポイントなんだ。ちなみに、誰?
「高階さん」
オヤジ。何処見てる。他だ、他。
「あー、献身というのがあったぞー」
やっとメイドらしい答えが出てきたな。
「香澄が言ってたのだがー、そのあとぶつぶつ文句言ってたぞー。『……でもね、献身なんか、相手によっては全然役に立たないのよ。こっちがイライラするくらい行き当たりばったりで何も考えてないし、ちょっと優しくしてやればすぐ勘違いするし、あーもう、どっか良い男いないかしらーっ』って」
人格と男運に難があるな、香澄。美早、そっとしといてやれ。
「らじゃーっ」
で、他にはないのか?
「主従関係は萌えとも言ってたぞー」
ひとによってはそうだな。で、誰?
「ジャニスが、遠い目をしながら言ってたのだ。『……精神的な拘束のみならず、肉体的にも自由を失った私は、威圧的なご主人様の目線に打ち震えるだけ。そこには至上の歓喜が、ああ』あー、美早はよく判らないのだが、これは萌えでなくないのか?」
趣味の問題だ。気にするな。……ジャニスがM女とは、俺も知らなかったがな。次。
「敦子さんは忙しくて話ができなかったのだー。でも、桜がこう言ってたー」
なんて?
「『よく判らないんですけど、美早さんが萌えに近いんじゃないんですか?』って」
ほほう。けだし名言。
「美早の何処が萌えなんだー?」
腹出して寝てるとことか。あと、ストッキングの中に履いている小さな布がずれて、大変な顔をしてる時とか。
「言うなーっ」
詳細に説明すると、大人の女性用ショーツはMとLの2サイズしかないのですが、美早はMでも大きすぎます。よって、ふとしたことでずれて、大事なところかとんでもないことになってしまうのです。で、泡喰った顔でトイレか更衣室に駆け込む、と。
「あーっ」
子供用ぱんちゅがクローゼットにあるのは秘密にしてやるから。
「あーっ、ちくしょーっ、おぼえてろーっ」
……どういう捨て台詞だ。
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あー、これこそ、本当の萌えでなくないかー?
私はシスプリなるものを殆ど知りません。皆様方から聞きかじった情報を断片で持っているに過ぎませんので、何かを言うのはおこがましい真似かもしれません。
ですが、萌えは多少なりとも理解しているつもりです。
上手く言えませんが、この姿勢を見習いたいものです。
ただ、シスプリについて、ずっとある疑問が。
12人の妹って何で『姉妹』と呼ぶと違和感があるのでしょうか。
『妹たち』と呼ぶのに抵抗がないのに。